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学校からいろいろなものが届けられます。近所のA君が先生に頼まれてその役目をやってくれております。給食の残り、連絡帳、その日配られた教材のプリント等です。息子はそれを受け取るのがかなり辛いようで、

一つも触りませんし、見ません。先生とすると学校とのつながりを切りたくない、切ればそのまま益々気持ちが学校から離れていってしまうのではないか、登校拒否(不登校)が固定してしまうのではないかと心配してくれているようです。先生やA君には申し訳ないし、さりとて息子の辛さも分り、母親の私は板ばさみになっております。どうしたらいいでしょうか。

A
登校拒否の諸君にとって一番気になるのは、当たり前ですが「学校のこと」です。行かなければならないのに行けない自分を責めながら、毎日を送っております。学校は一番気になることであり、したがって今は一番避けたい話題なのです。過度のストレスの連続の中で、完全に潰れる寸前に「登校拒否」(不登校)という形で家庭を安全な場所として選びました。学校の匂い、教室の匂いがしない「家庭」という場所で、初めてその状況から解放されました。

家庭は学校とは全く別の場所です。そこへ学校の匂い、教室の匂いが配り物を通してモロに入ってくるということです。配られたものに一切触らない、見ないという彼の姿に、今こういったものが彼にとってどんなものなのかが雄弁に語られています。先生としては善意で一所懸命です。一本の赤い糸だけは残しておきたいというお気持ちでしょう。しかし、今の彼にとってはそれは危険な電流の流れる高圧線かも知れません。

彼に率直に聞いて見ましょう。「今は辛い、そうされるのは嫌だ」と言うようなら、そのままを先生にお話して、しばらく止めてもらいましょう。せっかくの貴重な一日々々を休んでいるのです。どうせ休むのなら、ちゃんと充分に休めなければ勿体ないのです。ゆっくり安心して休んでいれば、必ずまた展望が見えてきます。その状況づくりには、お母さんやご家族、先生はじめ周りの方々が共に協力する配慮が必要です。                   

回答者:アルプの仲間(あるぷす実戦カウンセリング研修会)