いちコーディネーターの雑感2005年10月25日
Category: スタッフだより
子どもサポートプランチーム上伊那
コーディネーター 野口佳郎
コーディネーターを担当して2年目を迎えました。昨年同様に、多くの親御さんや子どもさん、お孫さんに寄り添う祖父母の方たちから、大事なお話を聴かせて頂いています。その言葉の一言一言に注意深く耳を傾け、語られるその瞬間の気持ちに少しでも寄り添いたいと思いながら、微力ではありますが、必要とされるお手伝いをさせて頂いています。
子どもサポートチームの立ち上げ当初、スタッフ一同で確認し合ったことは、子どもさんと子どもさんに寄り添う保護者の方たちへの必要とされる支援を行っていくということでした。今現在、この二つの支援を両輪とした子どもサポートチームの活動が軌道にのりつつあると感じています。スタッフ全員が自分の職業を持ちながら、自分たちで責任をもって関われる領域を判断し、役割分担をしながらの支援活動ですが、支援を要請される子どもさんや保護者の方たちに、子どもサポートチームとして無理をし過ぎず、できる限りのお手伝いをしていこうというスタッフの思いが、現在の活動を支えているのだと実感します。
面談を重ね、親の会やカウンセラーの北沢康吉先生の相談会への参加を重ねる中で、その時々の不安を決着しながら、それでも不安を抱えながら、家で過ごしている子どもさんに寄り添っていこうと心を決められる保護者の方たちがいます。面談や手紙、メールを通じて、時に少しずつ、時にほとばしるように、過去の辛かった経験やその時の気持ち、今この時の不安や生きたいと思う方向を伝えてくれる子どもさんがいます。自分の気持ちの掴みなおしをし、復学したり、新たに進学していく子どもさんがいます。家で過ごしながら、生きたい方向を暗中模索している子どもさんがいます。そのような方たちとの繋がりを大事にしながら、必要とされるところまで、できる限りのお手伝いをしていきたいと思うのです。
このところ、学校の先生たちと子どもさんのことを話し合う機会が多くなってきました。具体的支援を通じて、学校の先生たち、行政機関の方たちとの連携・協働が少しずつ進んできているよう実感しています。地域に作られた子どもたちを支援する機関のネットワークの連携・協働で、具体的支援にあたる機会が増えてきています。子どもさんと、子どもさんを支える保護者の方たちのために、共に頑張りましょうとお伝えしたい気持ちでいっぱいです。
つい最近、「居場所ハミング」に集う若者たちが、「ちゃりんこ」というグループを結成しようと準備を始めました。小さい子どもさんのことも配慮しながら、映画会やお泊り会などを企画している様子です。生きようとする子どもたちの逞しさに立ち合わせてもらい、驚きと喜びを感じています。若者たちの成長がとても楽しみです。
最後に、カウンセリングの恩師の北澤康吉先生に俳句と詩吟を教わっていた折に、ふと浮かんだ俳句を一句。
君生きむ 暗夜に醸す 朝顔の如 (佳風)

