連載コラム
色が消える(症状として現れる:その4)2004年12月17日
Category: 連載コラム
北澤康吉/ロジャース流カウンセラー
色が消えてしまった夏美(仮名)ちゃん。中学校ですでに限界にきておりました。人の中にいるのがかなり辛くなっていたのです。「これ以上学校を続けたら私は本当に潰(つぶ)れてしまう」と思っておりました。彼女は事情を話して、むしろ高校へは行かずに、「京都に行って陶芸を学びたい」と思いました。中学生の彼女が考えたぎりぎりの選択です。それが実現していれば、あるいはその後の彼女の人生は変っていたかも知れません。
しかし、先生もご両親もそれには猛反対でした。「高校くらいは出ておかなければ」「高校を出てからでも遅くはないから」。大人たちは一所懸命説得しました。いいお父さん、お母さんです。私たちが出遇ったどのご両親も素敵ですが、飛び切りの方たちでした。その後今でも人生のお仲間として付き合っている方々です。そのご両親でもやはり「高校だけは」の気持ちでした。さすがに中3の彼女としてはこれ以上抵抗しようもなく、諦めて地元の高校を受験したのです。
極度のストレスの中での受験でした。受験場に向かうとき、突然、周囲の景色から色が消えました。世界が白黒映画のようになってしまったのです(彼女がそう説明してくれました)。そんな中での受験でした。そして、それでもなんと彼女は合格したのです。地元で最も難関と言われた高校でした。そして、当然ながらその後ある時期から登校拒否になり、徹底した「引きこもり」になりました。
このほかにもお会いした人の中に、極度のストレスの中で視野狭窄(きょうさく)になった人、視力が著しく減退した人、味覚が消えた人、難聴になった人などがおります。様々な「感覚の障害・症状」となって心の中で一杯になった「恐怖」や「不安」の吐出しが行われるようです。心の深い部分と身体の連携、その多様さにはただただ驚かされるばかりです。
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しかし、先生もご両親もそれには猛反対でした。「高校くらいは出ておかなければ」「高校を出てからでも遅くはないから」。大人たちは一所懸命説得しました。いいお父さん、お母さんです。私たちが出遇ったどのご両親も素敵ですが、飛び切りの方たちでした。その後今でも人生のお仲間として付き合っている方々です。そのご両親でもやはり「高校だけは」の気持ちでした。さすがに中3の彼女としてはこれ以上抵抗しようもなく、諦めて地元の高校を受験したのです。
極度のストレスの中での受験でした。受験場に向かうとき、突然、周囲の景色から色が消えました。世界が白黒映画のようになってしまったのです(彼女がそう説明してくれました)。そんな中での受験でした。そして、それでもなんと彼女は合格したのです。地元で最も難関と言われた高校でした。そして、当然ながらその後ある時期から登校拒否になり、徹底した「引きこもり」になりました。
このほかにもお会いした人の中に、極度のストレスの中で視野狭窄(きょうさく)になった人、視力が著しく減退した人、味覚が消えた人、難聴になった人などがおります。様々な「感覚の障害・症状」となって心の中で一杯になった「恐怖」や「不安」の吐出しが行われるようです。心の深い部分と身体の連携、その多様さにはただただ驚かされるばかりです。
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