リレーコラム
すくすくと(2)2004年09月25日
Category: リレーコラム
櫻井 裕記/内観療法研究者
ちょうど夏休みでした。そして、子と母と富山の専門の先生の所へ1週間の集中内観に出かけていきました。無事1週間が過ぎ戻ってきました。傍目に見ると子どもは劇的に気持や様子が変わっているようでした。その母も自分の過去の行動についておおいに反省するところがあったようでした。体験記をPTA新聞に書いてもらいました。どんな感想を持ったのか、次に一部を紹介します。先ず、生徒の感想です。
・・説明があってから、すぐ座った。畳半畳の所で、自己を小さい頃から学年ごとに分け、まず母に対しての自分を調べた。母に「お世話になった事」「して返した事」「迷惑をかけた事」を1時間くらい調べ面接指導の先生に5分程度報告した。・・・3日目の夜ホームシックにかかった。家に帰りたくなって、4日目の朝、面接の時家に帰りたいと言った。指導の先生が母と2人に、別な人の内観しているテープを聞かしてくれた。自分より苦しい人が沢山いることを知り、続ける決意をした。それから以降真剣に内観をした。・・・最後の日、安堵感が出てきた。内観してみて、過去の自分はひどいものだった事に気がついた。むやみに人を傷つけた。何もせず、何を求めて生きているかわからないことにも気がついた。このことを今から、どれだけ埋めていけるかで、自分の真価が問われるのだと思っている。
次に、母親の感想です。
子どもが謹慎処分を受けてしまいました。覚悟はしていましたが、目の前が真っ暗になった様な大変なショックでした。数日後父親が学校へ行って担任の先生から「内観法」の案内書を見せて頂きました。今子どもに必要なことはこれだと直感したとの事でした。子供の気持が決まるのを待って、母子で内観研修に行かせて頂きました。・・・4日目の朝、子どもが辛抱しきれず「家に帰りたい」と先生に申し出たとの事でした。子どもと話し合うため別室に呼ばれました。「もうだめだ」と言う子どもを「長い人生の中のたった1週間、そう考えて頑張ろうよ。お前が頑張っているからお母さんも苦しいけれど頑張れるんだよ」と説得して、また内観を続けました。終了した朝、心身ともに軽くすがすがしい気持になれました。子どもとこんなにもさわやかな心で「お早う、頑張ったね」と言えて幸せでした。・・・現在子どもも私も少しずつ確かに変わってきました。以前は、色々と心配ばかりかける子どもに対し、私ばかりがどうして辛く悲しい思いをさせられるのかと嘆き悲しんでいました。今つくづく思います。内観が一番必要だったのは、この私だと。・・・私には子どもが変わりつつあるのがわかります。なにかにつけ「わるいなあ」「ありがとう」の言葉が聞かれるようになりました。そして、何よりも目つきが穏やかになりました。・・・。(つづく)
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・・説明があってから、すぐ座った。畳半畳の所で、自己を小さい頃から学年ごとに分け、まず母に対しての自分を調べた。母に「お世話になった事」「して返した事」「迷惑をかけた事」を1時間くらい調べ面接指導の先生に5分程度報告した。・・・3日目の夜ホームシックにかかった。家に帰りたくなって、4日目の朝、面接の時家に帰りたいと言った。指導の先生が母と2人に、別な人の内観しているテープを聞かしてくれた。自分より苦しい人が沢山いることを知り、続ける決意をした。それから以降真剣に内観をした。・・・最後の日、安堵感が出てきた。内観してみて、過去の自分はひどいものだった事に気がついた。むやみに人を傷つけた。何もせず、何を求めて生きているかわからないことにも気がついた。このことを今から、どれだけ埋めていけるかで、自分の真価が問われるのだと思っている。
次に、母親の感想です。
子どもが謹慎処分を受けてしまいました。覚悟はしていましたが、目の前が真っ暗になった様な大変なショックでした。数日後父親が学校へ行って担任の先生から「内観法」の案内書を見せて頂きました。今子どもに必要なことはこれだと直感したとの事でした。子供の気持が決まるのを待って、母子で内観研修に行かせて頂きました。・・・4日目の朝、子どもが辛抱しきれず「家に帰りたい」と先生に申し出たとの事でした。子どもと話し合うため別室に呼ばれました。「もうだめだ」と言う子どもを「長い人生の中のたった1週間、そう考えて頑張ろうよ。お前が頑張っているからお母さんも苦しいけれど頑張れるんだよ」と説得して、また内観を続けました。終了した朝、心身ともに軽くすがすがしい気持になれました。子どもとこんなにもさわやかな心で「お早う、頑張ったね」と言えて幸せでした。・・・現在子どもも私も少しずつ確かに変わってきました。以前は、色々と心配ばかりかける子どもに対し、私ばかりがどうして辛く悲しい思いをさせられるのかと嘆き悲しんでいました。今つくづく思います。内観が一番必要だったのは、この私だと。・・・私には子どもが変わりつつあるのがわかります。なにかにつけ「わるいなあ」「ありがとう」の言葉が聞かれるようになりました。そして、何よりも目つきが穏やかになりました。・・・。(つづく)
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