戸枝/子どもサポートセンター事務局

待つことの秘訣は種はすでに蒔かれており、
そこになにごとかが始まっていると信じることです。
ヘンリー・ナーウェン


 不登校になった子どもに対して、親をはじめ、まわりの大人たちは程度の差こそあれ、「じっとしているだけじゃだめだ!」「とにかく動け!」「何かしなさい!」というメッセージを発してしまい、なかなか『待つ』ということができません。待てない理由は、あらゆる不安(自分自身・他人・社会・将来に対してなど)にとりつかれているいるからだと・・・ナーウェンは書いています。

 SMAPの歌う『世界に一つだけの花』の歌詞の中にあるように、人は一人ひとりちがう種を持って生まれてきたことを、心から信じることが「待つ」ことの本質なのだろうと思います。 時として「待つこと」「見守ること」と、「放っておくこと」が混同されがちですが、全く違うもので、対極にあるものだと思います。

 ナーウェンはこうも書いています。 「待つ」ことは忍耐が必要です。ここで言う忍耐の意味は、いま あるところに喜んで留まり、いまは隠されていることが、やがて おのずと明らかになるという信念に満たされて、自分の置かれた状況を生き抜くことです。

 ワクワクしながら、共に待ち望んで歩んで行きましょう あわただしい年の暮れです。皆さん、おからだに気をつけてお過ごしください。

 キーワード:「待つ」ことと 「放っておく」 ことはまったく違うもの