会場:伊那市福祉まちづくりセンター「ふれあい〜な」にて

2月28日(土)の午後、「ふれあい〜な」会議室にて研修会を開催しました。
研修内容は、3部構成で行いました。最初に『若者の声』と題して、不登校を経験した若者2人からその時の気持ちや先生や親への思い、再び人とのつながりを取り戻していったきっかけや現在の気持ちをお話していただきました。お二人から紡ぎ出される「言葉」の一つ一つに宿っている存在の重さは、聴衆の一人ひとりの心を揺さぶるものでした。

ティータイムをはさんで小グループに分かれて、分かち合いの時間を持ちました。
最後に、北澤康吉先生に不登校の基礎的な理解についてお話していただいて研修会を閉じました。
50名を超える方々に参加していただき、大変充実した研修会になりました。紙面をお借りして、体験談を語ってくださった若者の皆さんと、参加して下さった皆さんに感謝申し上げます。

■参加者の声 〜アンケートから抜粋〜
「若者の声」を聴いて最も印象に残った言葉(キーワード)は何ですか?

◇ 信じること (多数)
◇ 自分らしく
◇ 自分のペースで自分を責めないでほしい。 (多数)
◇ 生きていたらいつか必ず自分だけの花を咲かせることが出来る (多数)
◇ 自分が幸せになること
◇ いつでも自分のやりたいことを否定せずだまって応援してくれた両親の
 「信じてたよ」という言葉
◇ 不登校の時期(時間)は無駄ではなかったということ。
◇ 普通に接してほしい
◇ あせらない、あせらせない。(多数)
◇ 何があっても両親はそばにいてくれた。


■研修会のご感想をお聞かせ下さい

◇ お2人の話を聞くことができてとても参考になりました。ありがとうございました。

◇ はじめてだったので、「どんな感じかな」と少し不安もありましたが、ゆったりとした雰囲気の中で過ごすことができました。いろいろな話を聞くことができてよかったです。とても中身の濃い時間でした。ありがとうございました。PS.お茶、お菓子ありがとうございました。クッキー、おいしかったです。

◇ 「無理をしない、ありのままの自分でいい」という言葉、これは不登校の子どもたちだけではなく、大人にも通じる自然で大切な考えです。これを認める社会になれば、苦しむ子どもたちも減ると思います。

◇ とてもいいお話を聞くことができました。ありがとうございました。またこのような機会をつくって下さい。

◇ 小グループで話をすることができて良かったです。

◇ 学校より今回の研修会のチラシをいただき参加しました。
  あせらせてはいけない等、不登校について多少の知識はあっても、どうしてもその状  況から抜け出させたいと気持ちは強く、いろいろと心配し、考えてしまいます。不登校の体験を聞かせていただいたことで、信じて待つしかやはりないのかなぁと思いますが、不安ばかりです。今、この状況を楽しめればいいのですが・・・。

◇ 気持ちが楽になりました。

◇ 私も昔学校に行けなくなった時があり、今日の話を聞いていてその時を想い出し、その時の自分の気持ちをきいているようで涙が出そうになってしまいました。本日は知人がこのような人たちのサポートを今後のライフワークとしようと奮起し、そのお手伝いができればということでこの発表に同行させてもらいましたが、小学校のころ自分が体験したような不登校の人が、そしてその両親が多くいらっしゃるのだということ、知人のやろうとしていることの大切さが理解出来、自分も本気で何かをしなくてはと背を押された良い時間をいただきました。

◇ 不登校について、直接体験した若者から聴くことができて本当に良かったです。常識的な考えに縛られて何とか学校に行かせようとすることが、どんなに子どもを傷つけてしまうことなのか実感としてわかりました。子どもたちは、本当に深く考えているのですね。「今日は、話を聴かせてくれてありがとう」と言いたいです。


■学校・地域・行政に望むこと等、何でもご自由にお書き下さい。

◇ 不登校の子どもたちを理解してくれる専門家がいる、フリースペースや運動したりする場な ど、いろいろな空間ができることを望みます。

◇ 学校からは"心できる環境を"と言われるだけで、その他には全くはたらきかけや動きがあ りません。学校の中にも安心できる環境を準備して待っていていただきたいと思います。

◇ 進路のことが心配です。

◇ 「若者の声」でもお話が出ていましたが、人とのつながりがとても大事なことだと思います。

◇ 社会のひずみは常に弱者に現れます。そしてやがてそのひずみは社会全体をおかします。利己 主義な考えが氾濫している現在、大人にも子どもにも「他人に対する思いやり」を持つという 真の教育が必要と考えます。